魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道

という漫画があります。先日本屋に立ち寄ったところ、偶然その本が目に入ったので読もうと思ったのですが、パッケージングされていて立ち読みできない状態でした。読ませてくれたっていーじゃんなー減るもんじゃないし。絵にすごい惹かれたし、何よりあらすじを少し読んでめちゃめちゃ読んでみたくなったのですよ。帯に書いてある「高校生ってなんなんだ!」っていうのにもすごい惹かれた。だから衝動買いしてしまったのですよ!
簡単にあらすじを説明すると長崎にある高校に通う魔法使いの女の子と、横浜でのとある事件をきっかけに長崎の高校に転校してきた男の子のお話です。魔法使いは19歳になると免許を所持していないものは魔法を使うことは禁じられてしまうのですが、主人公の女の子は魔法が大の苦手で、自分は将来魔法使いになり、それを社会のために役立てるか、それとも魔法とは関係のない普通の仕事につくか迷います。そして長崎に転校してきた男の子との出会い、迷い、気づく自分の気持ち。二人をとりまく個性豊かな友人達や家族もかなり面白い伏線をはっており、皆の夢や恋が同時進行で展開されていきます。原作を書いている方が中学生日記とかを書いている方らしく、そのテイスト満点というか、刻々と変化する高校生の心情と恋を描いている漫画。「耳をすませば」とか好きな人はきっと好きなんじゃないかな。
僕はこういう中学生ものとか、高校生ものが大好きなんですよ。自分の中学、高校生活を振り返ってみると当時はもう、好きだとかいってる場合じゃなく毎日を過ごしていました。中学は部活やってて忙しかったけど、高校の時は結構中身薄かった気がする。普通に恋もしたし皆と同じような学生時代を過ごしてきたけど、やっぱり今ものすごく学校とか学生ってものが輝いて見える。あれほどの集団生活をする場ってのは社会にでたらなかなかないと思うし、うまくいえないけど文化祭とかで体育館にめいっぱい集まった人の前でライブやるドキドキみたいなものを常に感じているかな。すごく辛いことや、悲しいことももちろんたくさんあったしただただ楽しい場所ではないけど(中学校の時は学校いかないから先生がうちきたり、高校の時は普通に遅刻毎日してチャリでのんびり登校したり)そんでもやっぱり憧れを抱いてしまうのです。