雅叙園

朝6時の電車で友と群馬をたつ。
東京の結婚式場につく。
ここは千と千尋の神隠しのモデルになったところらしいのだが本当に大きくて立派、そして和を感じさせる場所だった。
ほとんど何も聞かされていなかった。
ただ、僕らが今回ここに来た目的は「結婚式のビデオ撮影をする」というもの。


数日前に専門学校時代の友達から電話があった。
「とおるちゃ〜んこの日あいてなーい?」
「どうした、何かあるのか」
「人が足りなくて><アルバイトしない?」
「ああ、あいてるっちゃあいてるからいいよ」
「ほんと!?ありがとー助かるーv」
「いいってことよ」


こうして右も左もわからず結婚式の撮影スタート。
メインのカメラは常に回っており、そのメインのカメラがとれない新郎新婦の裏側や、友人たちのコメントをとるのが今回のお仕事だ。
ビデオの使い方はある程度はわかっていたし、去年の暮れに姉の結婚式で今回と殆ど同じことをやっていたので全然余裕かと思ったらそうでもなかった。
まず着慣れないスーツ、そして底が硬い革靴を履いての撮影。
いてえ…まじいてえっすこの革靴…
足の痛さをこらえがんばって撮影をする。
結婚式はいいなあと思った。
仕事がおわり家に着いたのが24時すぎ。
いい一日だった。