ハッピーバレンタインデイ

今日は本当に幸せな一日。
バレンタインでチョコをもらうという行為もさることながら、姿を見つけると僕のもとに小走りでかけよってくる笑顔の彼女も、その彼女をゆっくり抱き寄せる僕も、ものがたりの主人公になった、そんな感覚におちいる一日。楽しかったぁ。
幼いシンデレラは決められた時間までに帰らないといけないから、そのほんの少しの時間を二人の笑顔で埋める。何気なく、バッグの中から赤いリボンがまかれた袋をとりだし僕に渡す彼女。照れ隠しかあたふたする彼女にありがとう。
天然、舌ったらず、いじわるで可愛い。普段、会いたい会いたいと言っても冷静にだめですよという彼女。晩い時間になり、僕がもう帰ろうというと顔をうずめ帰りたくないという彼女。そんな彼女は僕にとってとても大切な人。
2005年2月14日。闇の中僕の腕の中にある温もりと甘い甘いチョコ、そしてそれよりももっともっと甘い口づけと共に。